脳卒中予防 ①

本日は脳卒中を予防するために重要な、高血圧対策ついて書かせていただきます。

脳卒中は、偏った食事や運動不足、ストレス、喫煙、過度の飲酒といった生活習慣の乱れと、その延長線上にある高血圧や糖尿病、脂質異常症、心臓病などの病気が大きな原因になっています。こうした危険因子は合併することも多く、2つ3つと重なるにつれ、脳卒中の発症率は非常に高まります。そのため脳卒中を防ぐには、食事を中心とした生活習慣の改善が不可欠です。

高血圧対策は、塩分の摂取量を減らすことです。動脈硬化の進行を止めるには1日の塩分摂取量を8g未満(WHOでは5g未満)に抑える必要がありますが、日本人の平均摂取量は10g前後です(厚生労働省 平成25年度統計)。

目標値をクリアするには、食材に元々含まれている塩分だけでなく、料理で使用する調味料、食卓でかける醤油やドレッシングなどにも注意が必要です。

柑橘類の酸味や香辛料、だしなどを活用して味に深みを加えるようにする、食卓の調味料は「かける」よりも「つける」ようにするなど、工夫してみてください。

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